7月24日(日)

久しぶりの骨董市で夏らしい印判皿を買いました。

明治時代のもので小皿より少し大きいサイズ。
いつもクールな店主も「なかなか良いでしょ」なんて笑顔でした。

朝7時が勝負の骨董市。涼しかった!


7月12日(火)

蓼科の七夕コンサート、
11回目の今年は初出演の三上和彦さんが大人気!
ものすごい盛り上がりでした。
企画、運営、手作り料理に名酒の数々…。
みなさんありがとうございました。
三上さんを囲んでの帰りの車中も楽しかった!
さて、永六輔さんと言えば。
10年前のインディアナのジャズフェスティバル。
私が聞きに行った先々で、「上を向いて歩こう」をウェルカム演奏するのです。
「日本と言えばこの曲なの!?」
当時でもヒットしてから40年以上たっていたと思うのですが…。
本当に『スキヤキ ソング』は偉大なのでした。


7月6日(水)

ミスターバーテンダー澤井慶明さんのエピソードを書いてから、
急に昭和の大先輩の事が思い出され、忘れてはダメ!と書き留めています。
いろいろあるけれど、やっぱりジャズマン話が面白い。
「ボクのクーラー、暖房もついてるんですよ」と自慢したSさん
「『ジョージア・オン・マイマインド』を始めたつもりが、『ジャダ』になってしまった」Aさん…。
楽しい思い出ばかりです。


6月27日(月)

毎月、横須賀の実家に帰っています。
横浜港や三浦半島の緑を眺めながらの道中も良いのですが、
新鮮な野菜や魚を買って食べるのも楽しみ。
今回のヒットは朝どれシコイワシ。
小さい魚なのでおろしてむいてっと少し面倒ですが、
ショウガ醤油で食べたら本当に美味しかった!!
今なお健啖家の母も大喜びでした。


6月22日(水)

先週の土曜日は銀座で演奏&トークの仕事。
お題は「海外旅行」とタイムリー。
空港でのゲリラライブの話をしたら、客席から拍手や質問が…。
何だかうれしかったです。
さて、イタリアと言えば、澤井慶明さんの忘れられない思い出があります。
世界バーテンダー協会の顧問だった澤井さん、何しろ「イタリアが大好き」
まだ行った事のなかった私に、その素晴らしさをよく語って下さいました。
でも、アメリカにも何度も行っているはずなので、ある時、
「澤井さん、アメリカではどこが好きですか?」と尋ねてみたのです。
答えは、「イタリア!」
即答でした。


6月18日(土)

フィレンツェに行ったからには…。
『わが友マキアヴェッリ』詣でをしました。
これが勤務していたヴェッキオ宮(フィレンツェ庁舎)の事務官の部屋。

こうしてマキアヴェッリの胸像があるにはあるのですが、本当に目立たない!
がら〜んとした寂しい部屋で何だか冷遇されてますね。
目指して行った私も見過ごしてしまい、係員に尋ねてやっと見つけました。
そして「君主論」などを書いた隠居所はフィレンツェから車で30分の静かな村。
葡萄畑に囲まれた古い街道沿いで、向いにはこんな食堂があります。

軒下のマキアヴェッリ印の看板に注目。

清澄白河の「鉄工房」のオヤジを思い出してしまった。
ジャズミー横丁まであと4ヶ月〜。


6月16日(木)

フィレンツェコンサート第2弾の会場はサンタマリア・ノヴェッラ教会。
駅のすぐ近く、800年の歴史ある大きな教会です。
ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、チェンバロ、リコーダーなどの古楽器に、
歌手二人、と言うか、ヴィオラ・ダ・ガンバの女性は弾き語り。
テナー歌手との二重唱も見事で、教会内に美しく響き、素晴らしかった!!

小さなチェンバロとリコーダー、左奥はリュート。右はヴィオラ・ダ・ガンバ。
(演奏中は撮影禁止でした。)

ところで、サンタマリア・ノヴェッラ教会には付属の薬局があります。
薬局と言っても香水や化粧品が主力で世界最古のものだとか。
女子率100%の光り輝く薬局。
入ってみたものの、ずらりと並ぶ美しい美容部員に圧倒され、
即Uターンしてしまった私です。


6月15日(水)

フィレンツェに行って来ました。
ちょうど音楽祭シーズンで毎晩コンサートがありました。
どれも素晴らしかったのですが、
まずはメディチ家の別荘でベルディ劇場のオケのメンバーによるモーツアルト。

一人5ユーロ(!)の気軽なコンサートなのに、
フェレンツェの中心からバスにゆられて2〜30分、
さらに徒歩で坂道を15分のロケーションが旅行者にはハードルが高いのか、
客席は(車で乗りつけた)地元の紳士淑女ばかりでアウェイ感たっぷり。
フレスコ画に囲まれた会場はとても良い音で夢のような1時間でした。


5月25日(水)

塩野七生著『わが友マキアヴェッリ』、面白かった!
大学も行っていないし、家柄もそれほどでないマキアヴェッリですが、
フィレンツェ共和国事務官に見事採用され、
大使代行、幹事長代行、(ノンキャリアだから代行なんですが)とあれよ、あれよの大出世。
期待に応えて大活躍したものの、政変で隠居を余儀なくされ、
郊外のキャンティで失意の中、『君主論』などの傑作を書いたとか。
「飲む、打つ、買う」が大好き。
晩年は相談役?に返り咲いたというのに、
公費でドンチャン騒ぎして、年下の上司に怒られたりしています。
500年前の政治学者も素顔は現代のジャズメンと一緒かな?
『わが友マキアヴェッリ』、なのでした。


5月20日(金)

白須さんの事、いろいろ思い出しています。
休憩時間には毎日のように一緒に喫茶店に行きました。
そこは銀座のど真ん中。
同じように通っている同業者がいる訳で、そんな方々とよくジャズ談議をされてました。
今は「ハコ(専属で毎晩演奏)の仕事」もほとんどなくなったので、
そんな井戸端会議もなくなりました。
そういえば白須さん、私の事を「女だてらに彼女はバンドリーダーでして…」
そう言ってステージで紹介していましたっけ。
「女だてらに」…懐かしい言葉ですね。


5月19日(木)

ベーシストの白須孝尚さん、先月お亡くなりになったそうです。
20年前にデュオの仕事で毎晩ご一緒し、いろんな事を教えてもらいました。
トラディショナル〜スウィングジャズにとても詳しくて、
当時、日本でも売れて来たジョン・ピザレリを褒めたら、
「ぼくはやっぱり親父のバッキー(ピザレリ)が断然すごいと思うよ」と熱く語ってくれました。
それから10年後、インディアナで出会ったバッキーは本当に素晴らしく、
「さすが白須さん」と思ったのでした。
「池袋の寿司屋の息子だった」白須さん、歯切れの良い口調はやっぱり江戸っ子だったのかな。
最近は毎年出演していた新宿のフェスティバルも勇退されたので、
「お元気かな?」と心配していたのですが。
渡辺正典さん、光井章夫さん、このところ大先輩が相次いでなくなり、寂しい限りです。


5月11日(水)

クラシックのフェスティバルに、
早稲田大のハイソサェティオーケストラの60周年コンサート。
オーケストラ、アカペラ、ピアノデュオ、ビッグバンドジャズ、
先週はいろんなステージを楽しみました。
ビッグバンドは全員女性の編成もあり、
「ジャズひな祭り」で聞けたらなあ、なんて、得意の妄想をしてしまいました。
今夜はジャズ&バー エムズ、土曜日は新宿のフェスティバル。
何を演ろうかな。楽しみです。


4月26日(火)

ブラジル通の方から「モーリョ」なる物をいただきました。

玉葱、トマト、パセリのみじん切りに塩、こしょう、
あとたっぷりのワインビネガーをまぜた手作り品。
「かなり酸っぱいかも知れません」とのことでしたが、
野菜の甘みがあって程よい酸味で美味しい!
バーベキューの時のソースやサラダなどに使うそうです。
ゆでた金時豆をオリーブオイルとコレで漬け込んだら、これまたイケました。


4月21日(木)

ちょっと前になりますが、
城英輔さんのお供で代官山にダリル・シャーマンを聞きに行きました。
案内されて席につき店内を見渡すと、「D セインツ」のメンバーの方が、一人、二人。
え?と思っていると、程なくしてリーダーのTさんご夫妻も来店。
さらに、ダリルの友達のヴォーカリストにニューヨークから来たサックスプレイヤー…、
大セッションになり(私も乱入)、盛り上がりました。
城さんとTさん、こういう遭遇は滅多にないとかで「半世紀前」の思い出話。
来日したニューオリンズバンドの司会者としてツアーした城さんと
その追っかけをした若き日のTさん。
「みんな『英輔』が上手く言えなくて『ウィスキー』って呼ばれてたよね」
「呼び屋の『キョードー東京』もまだ小さな事務所でさ…」
お二人が語るウラ話は、独り占めが申し訳ないほど楽しかったです。


4月11日(月)

昨日の日記に書いた「P.S. I Love You」、
Johnny Mercer&Gordon Jenkinsが1934年に発表した名曲なのですが、
「え?ビートルズの曲じゃあないの?」の声があり、検索したら、同じタイトル曲がた〜くさん。
知名度はビートルズの曲がダントツでびっくりしました。
私の(もちろん映画で流れたのも)「P.S. I Love You」はしっとりしたバラード、
ビリー・ホリデイやローズマリー・クルーニーも歌っています。
ジャズ&バー エムズの影山ミキさんの歌、
福井の白井淳夫さんのアルトサックスも素敵!
共演する度に、いいなあと思って弾いています。


4月10日(日)

「P.S. I Love You」というタイトルに惹かれて観たアメリカ映画、
気になるイイ男役でハリーコニックJrが出演していました。
ピアノも歌も抜群に上手くて、曲も作り、ハンサムな映画俳優で…、
ほんと、ニューオリンズが生んだ大スターですね。
「ちっちゃなガキの頃から地元のジャズフェスティバルに出てたよ」
と目撃したドラムスの中嶋さんが言ってましたっけ。
アイルランドの景色も美しく、
最後に流れる「P.S. I Love You」が泣ける良い映画でした。


4月4日(月)

京都のコンサート、無事終了!
お世話になったみなさんの優しい笑顔を思い浮かべ、しみじみしています。
弾丸ツアーながら、車中でお花見が出来たり、
京都の美味しいものをいろいろいただいたり、
今回も感謝、感激の楽しい旅でした。
さて、京都でお世話になっている「Street No Chaser」の皆さん、
今度の土曜日に横浜で開催される「Jug Band Festival」に出演するそうです。
ジャズミー横丁のMooneyさんやMAYUちゃんも参加のビッグフェスティバル。
楽しそ〜う。


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