3月24日(月)

暖かくなり、春を満喫しています。


(近所の道端の花。ハナニラ、カラスノエンドウ、オオバタネツケバナ。)

連休は市川からお声がかかり、楽しいひとときを過ごしました。

そう言えば昨晩、ボブ・ディランの20年前のコンサートがオンエアされてましたね。

エリック・クラプトン、ジョージ・ハリスン、ニール・ヤングなどなど、

大物ミュージシャンがディランを囲んでずらりと並んだフィナーレは圧巻。

それぞれの立ち位置、黙々とソロを取るクラプトン、

ディランより乗り乗りだったニール・ヤング…、とっても興味深く見ました。


3月18日(火)

ドキュメンタリー番組で紹介されていた『染め物職人』と言うこの美しい絵。

スターリン時代に弾圧された女流画家のものだそうです。

藍染めをしている職人を描いただけなのに、なぜ許されなかったのか。

番組で明かされる暗黒時代の事実の数々に、驚きと怒りで胸がいっぱいになりました。

作品を発表することが叶わなかった彼女がモスクワの屋根裏部屋で書いた詩。

書き留めずにはいられませんでした。


屋根裏部屋
冷たい風は敵
夜の闇も昼も朝も
生きること自体が私に敵意を抱く

屋根裏部屋
ここで災いの味を知った
食べ物の代わりに
怒りと恥辱を飲み込む


3月14日(金)

昨日のジャズ&バー エムズ、暴風雨にもかかわらずたくさんのお客様が来て下さいました。

ありがとうございました!

下間さんが日本語で歌って大好評だった「My Blue Heaven」、

訳した堀内敬三さんは「アラビアの唄」「蒲田行進曲」「冬の星座」などたくさん手がけていて、

それぞれ素晴らしく…、何だか気をひかれるではありませんか。

で、改めて調べてみました。

明治30年に浅田飴のオーナーの三男として生まれ、大恐慌前のアメリカに渡ってマサチューセッツ工科大学を卒業。

留学させてもらったと言うのに、帰国後は家業は継がずに音楽の道へ。

音楽之友社を起こしたり、音大の学長になったりと自身の道を貫いたそうです。

1920年代のジャズを肌で知って、虜になってしまったのかな。

そう思うと素晴らしい訳詞がさらに輝いてみえるのでした。


3月10日(月)

前にギャラリーのページで紹介したオルガンの上の小さなスペースに、

かわいい思い出の品々を飾ってみました。

左からMaker's Markのミニチュアボトル、香水、ニューヨーク土産のショットグラス…、

右はじはフランス土産のシュガースティック、あんまり素敵だったので使えずに保存中。


2月16日(日)

歩道に残った雪に気をとられながらたどり着いた目黒のライブハウス、

トラッドジャズ界のアイドル、菊池一成氏の還暦パーティにおじゃましました。

赤いジャケットは分かるけど、このアタマにはビックリです。

二人でミッシェル・ルグランの「これからの人生」を演奏しました。

菊池さんのこれからの人生、ルパンで歩むのか…?


2月10日(月)

新都知事のMさん、出演していた六本木のレストランでお見かけした事があります。

政界入りする前の1996年頃、場所柄か、防衛庁の方とご一緒でした。

思えば、ピアノを弾きながらいろんな方に遭遇しました。

厚生大臣時代のK元首相、とその元相棒で元首相のHさん、お父様が元都知事の I 大臣、

みなさん意外に普通の方、という感じでした。

印象深かったのは(政治家ではありませんが)K川春樹さん。

お店に入って来た途端、空気が変わるほどのオーラを感じました。

あまりの迫力に、同伴のN渕剛さんに気づかなかったほどでした。

以上、久しぶりのイニシャルトーク、何だかドキドキします。


2月8日(土)

東京は大雪警報、今日の仕事は4月に延期になりました。

大雪と言えば…、20年ぐらい前にかなり降った日のこと、

クルーズの仕事(もちろん演奏です)があり、当時住んでいた浦安から晴海に向いました。

京葉線は止まり、振替えバスで浦安駅へ、

やっと動いた東西線の上り電車に乗り、

東陽町から、何とか見つけたタクシーで晴海にたどり着きました。

集合時間は過ぎてしまったので「すみませ〜ん」と駆けつけると、

「大丈夫です。お客さんもまだほとんど来てません。」と言われほっと一息。

ちなみにこの日の連れは同じく浦安に住んでいた白石さん。

彼のエピソードは『雪の日のキンちゃん事件』として業界で語りつがれています。


2月5日(水)

大阪や京都で演奏する時、聞きに来て下さる吉村勝行さんが本を出版されました。

「『以徳報怨』の恩義に報いた父 吉村是二」

古寧頭戦役で大活躍したお父様のことを書いたということですが、

戦中の北京で過ごしたご自身の子供時代が本当に活き活きと書かれています。

エピソードのひとつひとつが興味深く、グングン引き込まれてしまいます。

困ったのは読み出したら眠れなくなってしまうこと。

夜は諦めて、午後のひとときにじっくりと読みました。


2月1日(土)

先日、大先輩と打ち上げの打ち合わせをした時のこと。

兵隊勘定で行きましょう。」

ん?

前後の会話から割り勘のことのようだったので、話を合わせましたが、

間違ってたらどうしよう、と気になって検索。

日露戦争のころ流行した言葉で「割り勘」の事…。

「兵隊勘定」、今度、使ってみよっ。


1月27日(月)

ちょっと前ですが、伊豆に行って来ました。

網代の湯につかり、小田原港でイキの良いお魚に会い、

そして、伊東のcafe TATIに寄って来ました。

7年ぶり(前に行った時の日記)の「Cafe TATI」はビルの一階から素敵な一戸建てに変身、

さらに大繁盛の人気店になっていました。

前回のようにおしゃべりするヒマはなかった(それはもう忙しそうでした)のですが、

オーナーの修行時代を知っている私、本当にうれしかったです。


2014年

1月8日(水)

お正月はのんびりしました。今年もよろしくお願いいたします。

さて、昨年入手した伊万里の紹介です。

まずは幕末の蓋付茶碗。(→は私が印ました)

手描きならではの、このゆるさ。たまりません。

こっちの茶碗は文化文政期の物とか。

「足りなくなっちゃった〜」でOKだったんでしょうか?

今の食器では有り得ないですね。

最後は幕末のお猪口(向付)

「よろけ縞」という由緒ある文様に渦巻きを2コのせて、

どう見ても酔っぱらい、楽しそうではありませんか。

今年の初日記がまた骨董で恐縮ですが、「面白かった」とのメッセージをいただきイイ気になりました。

和んでいただけたら、幸いでございます。


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